この参考書のレポート
- 総合満足度
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- わかりやすさ
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- 見やすさ
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- 使い勝手
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- 使い始めた時期
- 高校3年生・10月
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- 使用期間
- 1ヶ月〜3ヶ月
使い方レポート
解法の網羅性が高く、効率的に基礎から応用まで学べる参考書です
効果的に使うためには、まずその役割を理解することが大切です。この参考書は、数2Bの基礎から応用までの解法を網羅しており、幅広いレベルの生徒に対応できる構成になっています。使用する際には、自分のレベルや目標に合わせて進め方を調整する必要がありますが、基本的には「基礎固め」から「応用力の向上」まで一貫して使える点が強みです。
最初に行うべきことは、例題を通して基本的な解法をしっかりと理解することです。青チャートの各単元は、「例題」と「練習問題」という形で構成されています。特に「例題」では、その単元で最も重要な典型的な問題が紹介されていますので、まずはこの部分に集中しましょう。解説も非常に詳しく書かれているため、初見の状態では解けなくても、解説を読みながら理解を進めることができます。重要なのは、単に解説を読むだけでなく、実際に手を動かして問題を解くことです。自分の手で問題を解きながら、「なぜこの解法を使うのか」「どのような手順で解くのか」といった解法の流れを身につけていきます。
例題をしっかりと理解したら、次にその解法を自分のものにするための反復が重要です。解いた問題をそのままにしておくのではなく、数日後や1週間後にもう一度解いてみることで、自分の理解度を確認できます。特に、つまずいた問題や、理解に時間がかかった問題にはチェックを入れておき、復習の際に重点的に取り組むと良いでしょう。この反復練習を繰り返すことで、解法を自分のものにしていきます。
また、青チャートの特徴のひとつに、「色による難易度分け」があります。問題の難易度は色別に分かれており、青が基本的なレベル、黄色が少し応用的、そして赤がかなり発展的な問題となっています。まずは青色の問題を確実に解けるようにし、その後、黄色や赤色の問題に挑戦して応用力を養っていくと良いでしょう。特に、難関大学を目指す場合には赤色の問題にもしっかりと取り組むことが求められますが、青色の問題を解けないまま先に進むと、土台が崩れやすくなります。基礎が固まってから徐々に難しい問題に進むことが大切です。
練習問題に進む際も、最初は青色の基本的な問題に取り組み、例題で学んだ解法を再確認します。例題で得た知識を実際の問題に応用できるかどうかを試すことが重要です。練習問題を解くことで、例題で学んだ知識を応用できる場面が広がりますし、自分の弱点を把握することができます。弱点を見つけたら、その分野に戻って再度復習を行うことで、苦手な部分を克服していくことが可能です。
最後に、効率的な学習のためには、復習と予習をうまく組み合わせることも大切です。復習を中心にしつつ、次の単元に進む前に基本的な概念や公式を予習しておくことで、よりスムーズに理解が進みます。