この参考書のレポート
- 総合満足度
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- わかりやすさ
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- 見やすさ
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- 使い勝手
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- 使い始めた時期
- 高校3年生・4月
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- 使用期間
- 7ヶ月〜1年
使い方レポート
体系的に典型的な問題が掲載されている点。
まず、使い始めるタイミングとしては学校の教科書などで典型的な公式を覚え、学校で配られる、比較的簡単な問題数で公式を使いこなせるようになったタイミングが目安かと思います。
始め方としては、苦手な分野(たとえば微積分やベクトルなど)から始めてもよいですし、得意な分野や1ページ目から始めるなど各々に合った方法でよいと思います。進め方としては、まずは解説(問題のすぐ下にある、チャートのようなイメージ)を紙で隠し、自力で解いてみます。一通りとけたら解説を熟読します。(手が動かなくなってから10分考えてわからなければ僕は解説を見ていました。)その際、わからない部分が出てくることもあると思いますので、その都度、教科書に戻ったり先生や塾の講師に質問したりしましょう。
メインの問題を2.3周すれば一部の大学(文系の場合、東大・京大・一橋大など)を除き、多くの大学入試において戦う力は養われると思いますが、余力がある人は、格問題の下にある演習用の問題や巻末にある融合問題に手を付けてもよいでしょう。また、数学を武器にしていく場合には、さらに上のレベルの参考書である『上級問題精講』(旺文社)や『文系数学の良問プラチカ』(河合出版)などに移るとよいでしょう。個人的な感想はプラチカよりも上級問題精講のほうが難易度が高く感じたので、プラチカをお勧めします。
長く語らせていただきましたが、僕はこの参考書に助けられたと感じています。やり直しがきかない受験生は少し不安を感じるかもしれませんが、信じて時間を費やす参考書として自信をもってお勧めいたします。