この参考書のレポート
- 総合満足度
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- わかりやすさ
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- 見やすさ
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- 使い勝手
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- 使い始めた時期
- 高校3年生・1月
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- 使用期間
- 1ヶ月〜3ヶ月
使い方レポート
文字数で段階別になっていて、理解を深めて論述力をつけられる。
世界史で論述がある人は、国公立大学で多いと思いますが、対策に困る人が結構出てくるかと思います。過去問を解いてもなかなか傾向が掴めなくて、ただただ点数が取れずに落ち込むってこともあるかもしれません。でも、これを使えば世界史の理解を深めながら、論述力を鍛えることができます。これを使うのは、個人的には共通テストが終わってからでも十分だと思います。でも、これは共通テストの得点率が8割を超えているということが前提になりますので、8割を取ることができない人はまずはセンターの過去問など、一問一答で知識を確実なものにしてください。でも、共通テストで8割が取れなかったとしても、この問題集を使うことができないとか、難しすぎて取り組んだだけ無駄だというわけではないので、そこは切り替えてもう一度センター試験の過去問で知識を抑えつつ、これに取り組むといった風な同時進行で世界史の勉強をしていくのがいいと思います。さて、肝心の使い方ですが、まずは大きめのノートを用意してください。できればこのノートはマス目の入った、文字数がカウントできるノートにしてください。そして、問題を解いていきます。ここで注意しなければいけないことは、必ず前から問題を解くということです。この問題集は、一から世界史論述をする人に向けて、どんどんと基礎を積み上げて実力をつけていくためのものなので、必ず前から解く必要があります。心配しないでも、前の方の問題は字数も少なく、基本的な内容なものになっているので、教科書の内容を大まかに捉えられていたらできると思います。そして、この、一番最初に問題を解く時は一回何も見ないで解いてみてください。驚くほどできません。ここで危機感が訪れると思います。そして解答を一回冷静になって読んでみてください。多分ああこうだった、こんなことわかっていたのに、と思うことが少なからずあると思います。そこがあなたの知識の穴です。用語や人物名だけを覚えていてもこういった説明を要求される世界史論述問題ではとてもではないけれど歯が立ちません。でもここで落ち込む必要はないです。模範解答を3回ほど音読して大体の流れを頭に入れてください。そして教科書を読んでその頭に入れた流れを自分の中にスムーズに落とし込んでください。それであなたはこの問題に関してはだいたい流れを掴むことができたはずです。まだあんまりわからない、となっていたら参考書を見るなどして、自力で解答を理解するようにしたら完璧だと思います。そして、もう一度その問題の解答を自分で作り直してください。模範解答をそっくりそのまま再現することを心がけるのではなく、頭に入れた世界史の流れを文字化することを心がけてください。そして、次の問題も同じようにやっていってください。最初のうちは楽しく勉強できて知らず知らずのうちに10問くらい解いてしまうかもしれませんが、1日多くても5問ぐらいでいいと思います。なぜなら次の日同じ問題をやり直すことでこの問題を1回解いたという認識を持っておいた方がいいからです。翌日に前日にやった問題をもう一度解き直し、もし解けなかったら、先程のステップを踏んで同じことを繰り返してください。完璧に解けたとしても、3日後には確実に忘れているので3日後にもう一度解いてみてください。これを繰り返していくと論述ができるようになりました。長々と語りましたが、この本はとても実力をつけることができるので是非使ってみてください。応援しています。