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先輩たちの実体験に基づく効果的な「まとめノート」をつくるポイント

2025.04.02

日頃の復習やテスト対策に効果的な「まとめノート」。特に理科や社会のような覚えることが多い教科では、ノートまとめを中心に勉強を進めるケースも多いかもしれません。
一方で、「ノートづくりに時間がかかりすぎてしまう…」「まとめたものの効果があるのか実感がわかない…」などの悩みもよく聞かれます。
本記事では、ノートにまとめる範囲の取捨選択基準や時短のための工夫など、限られた時間で効率的にまとめノートをつくるためのコツを紹介します。実際にノートまとめで勉強を進めていた先輩たちの体験談・アドバイスも、ぜひ参考にしてください。

1. ノートまとめのメリット・デメリット

ノートまとめのメリットとして、まず自分の状況やニーズに合わせて必要な分の情報をまとめることができる点が挙げられます。また、情報をまとめながら知識を整理できるという一石二鳥な点も大きなメリットといえるでしょう。

実際に大学生の先輩たちが高校時代を振り返って感じた、ノートまとめの効果を紹介します。
・ノートにまとめる際に手を動かして知識を整理でき理解が深まりました
・教科書や参考書は情報が多いため、自分にとって特に必要な知識だけをまとめられたことが良かったです。
・まとめノートを作成することで、自分の苦手分野が明確になりました
・模試の前やスキマ時間に見返すことで効率よく活用できました。
・教科書を開かず、ノート1冊で勉強できるようになるので効率的に勉強できました。

一方、デメリットとしては、まとめるのに時間がかかってしまうことが挙げられます。定期テストや大学受験の勉強は時間を無限にかけられるわけではありません。ノートまとめに体力や時間を必要以上に注いでしまうと、その分他の勉強にかけられる時間が少なくなってしまいます。
また、まとめノートをつくること自体が目的になってしまい、知識が記憶に定着しないということがないよう注意が必要です。ノートまとめを終えた後は満足感を得られますが、その分まとめる本来の目的を見失ってしまい、結果的に効果を感じられないという声もよく聞かれます。
かえって勉強効率が悪くなってしまうリスクやデメリットも踏まえた上で、ノートにまとめるべき範囲を取捨選択してましょう。

2. 先輩たちのノートまとめ体験談

大学生の先輩たちは高校時代、実際どのようにまとめノートをつくっていたのか、5名のStudiCoサポートメンバーに聞いてみました。

2-1. 高校時代、まとめノートをつくっていた?

StudiCoサポートメンバーの大学生は、5人中4人がまとめノートをつくっていました。また、ノートをまとめる際は科目や分野を絞っていたようです。
その中でも、社会や理科のような覚えるべき知識が多い科目に絞っていたケースが多く、メリハリをつけてノートをまとめることが大切であると言えます。

2-2. ノートまとめの目的と具体的なノートのつくり方

知識の整理が効果的な社会・理科について、先輩たちが実際にノートにまとめていた範囲や、具体的なノートまとめの方法を紹介します。

・社会(歴史系)
年表:資料集や教科書に載っているものが細かすぎたので過去問等に出てくる出来事に絞って自分で年表にまとめました
テーマ史:「貨幣の歴史」など横断的な知識はあまり教科書等にまとめられていなかったため、自分の苦手なテーマを中心にノートにまとめました。
情報整理:似通った知識を整理するときに作成しました。
(例)日本史 伊勢平氏(正盛・忠盛・清盛など)がそれぞれ何をやったかなど

・理科
化学:実験の流れや有機化学などの要点を簡単にまとめていました。
地学基礎:B7サイズのミニノートに教科書・参考書重要な部分と模試やテストで間違えたところをまとめていました。
生物基礎:生物や細胞の大きさの程度といった、教科書や授業を聞くだけでは混同しがちな知識を整理していました

*教科ごとのノートまとめについての詳しい情報は、これらの記事も参考にしてください。
>> 日本史「まとめノート」の作り方を実例とあわせて紹介! ~大学受験対策に効果バツグンの知識整理術~
>> 世界史の大学受験対策に有効な「まとめノート」作りのポイントと注意点

2-3. まとめる分野はどのように決めていた?

ノートにまとめる範囲を決めるにはさまざまな基準がありますが、どの先輩も目的に合わせて取捨選択をしていました。同じ科目でも、大学受験での入試科目によって優先順位を工夫していたようです。体験談をいくつか聞いてみましょう。

苦手なテーマ、覚えることが多いテーマ、教科書等のまとめ方ではあまり覚えられなかったテーマに絞っていました。
文字だけでは整理できない分野についてまとめていました。日本史でいえば、似通った人物や用語が出てきた場合などです。
・暗記事項の多い科目(日本史など)はまとめるのに時間がかかり、問題演習などに取り組む時間がなくなると思い、まとめノートはつくりませんでした。受験科目が多かったので、広く勉強する必要があったためです。その反面、地学基礎などは覚えなければならない内容が少なく、自分でまとめることで効率よく勉強を進められたと思います。
・理数系科目では演習をたくさんこなすのが大切ですが、内容が複雑で1回自分が知識を整理したいと思った時にノートまとめをしていました。
・社会科目については、定期テスト対策が目的だったのでより深くというより、ノートまとめではポイントをおさえることを意識していました

3. 効率的なノートまとめのポイント

3-1. ノートまとめ前:まずはどの分野をまとめるか取捨選択!

まずは、ノートにまとめるべき分野とそうでない分野の取捨選択をおこないましょう。この時に、ノートまとめを行う目的を明確化しておくことが大切です。同じ範囲をまとめる場合でも、定期テスト対策なのか、受験対策なのか目的によってまとめ方も変わってくるためです
また、ノートまとめに取り組む時間についても、「一週間で〇時間まで」などとあらかじめ上限を決めておくことをおすすめします。演習などのアウトプットとのバランスも考慮し、ノートまとめに時間をかけ過ぎないことも念頭に置きましょう。

3-2. ノートまとめ中:時短やまとめ方の工夫を!

綺麗に色分けをしてみたり、レイアウトにこだわってみたりと、つい時間をかけたくなってしまうまとめノートですが、目的を見失わないように要注意です。時間をかけ過ぎてしまうと疲れてしまったり、せっかくまとめたノートの知識を活かす時間が取れなかったりと逆効果になってしまうこともあります。そのため、特に知識を整理したい部分はしっかり時間をかけつつも、まとめる分野の中でもさらに取捨選択をしていきましょう
工夫の1つとして、ミニサイズのメモや付箋を活用している先輩もいました。まとめるうえで特に重要である部分や、自分が苦手とする部分を付箋やメモに書いて貼り付けることで、視覚的にわかりやすいノートを作ることができます。また、模試の前等には付箋を中心に復習することで、要点や自分の苦手範囲を効率的にさらうことができます。こちらは、付箋を活用したノートまとめの一例です。

まとめ方についても、教科書の通りにそのまままとめていくのではなく、目的に応じて教科書と違う切り口でまとめることで、より理解が深まり記憶に定着するでしょう

3-3. ノートまとめ後:まとめノートを最大限活用!

ノートまとめの効果を最大限引き出すには、一旦完成した後もまとめノートを活用していくことが重要です。
模試の前やスキマ時間といった、さっと要点を確認したい時はもちろん、問題演習後の復習にもまとめノートを活用しましょう。また、演習で間違えた原因や、模試などに出てきた新しい知識も追加していくことで、都度まとめノートを自分で獲得した知識を上乗せてブラッシュアップしていくことをおすすめします
そのため、最初にノートをつくる際にはある程度余白を残し、追加知識も書き足せるスペースを確保しておきましょう

4. まとめ

メリット・デメリットを押さえた上で目的意識を持つことで、ノートまとめでの勉強はより効果的なものになります。
他の勉強とのバランスを考慮しつつ、工夫して記憶に残りやすい自分だけのノートをつくってみましょう。
実際に大学生の先輩たちが高校時代に実施していた工夫も参考に、効率的なノートまとめを実践してくださいね。

StudiCoサポーター Y.K. I.T. K.K. Y.I. S.Y.
Y.K. : 早稲田大学 文学部合格  I.T. : 東京大学 理科一類 合格 K.K. : 早稲田大学 文学部 合格 Y.I. : 東京理科大学 経営学部 経営学科 合格 S.Y. : 東京学芸大学 教育学部 合格