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定期テストに向けた勉強法のポイントや対策スケジュールの立て方を伝授!

2024.12.12

定期テストは英語や数学といった主要科目から、家庭科や情報などの副教科まで範囲が広いので、勉強しきれるか毎回不安になることが多いですよね…。そんな悩みをもつ高校生に向けて、全科目を効率よく勉強できるスケジュールの立て方や定期テストの勉強法で大切なポイントについて紹介します。

1. はじめに

定期テストの勉強を頑張るのは、学校推薦型選抜を受験する人だけでよいと思っていませんか?
実は定期テストは、総合型選抜を受験する場合も一般入試で受験する場合も大切となる試験です。

●学校推薦型選抜を受験する場合
学校推薦型選抜を受験する人にとっては、定期テストの結果が受験を左右するとも言えます。学校推薦型選抜を視野に入れている場合は定期テストで良い点数を取り、内申点を高くしておくことが大切です。多くの場合、校内選考は高校1年生の成績から考慮されるので気を抜かずに頑張りましょう。

●総合型選抜を受験する場合
総合型選抜でも高校の内申が審査対象に含まれることがあります。
また、選抜過程において大学指定の学科試験が課されることもあり、当然ですが高校での履修範囲は理解していることが前提となります。定期テストでしっかりと自分の理解度を確認しておきましょう。

●一般選抜で受験する場合
大学入試を一般選抜で受験する人にとっても、定期テストに向けて勉強することは、自分の苦手な問題や間違えやすいポイントを知る機会として有効です。定期テストの範囲を完璧にするという心持ちで試験に臨みましょう。

*一般入試を受験する高校生に向けた定期テストの活用法について詳しく紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
>> 〈定期テスト〉を逆転利用!大学受験勉強を見据えた効果的なテスト活用法

2. 定期テスト対策で大切なポイント

受験を予定している入試方式の種類にかかわらず、定期テストの対策にしっかり臨む必要があるとわかったところで、日頃から気をつけおきたいポイントを紹介します。

2-1. 各科目の評定方法を確認しておく

特に学校推薦型や総合型選抜を受験する場合は覚えておかなければならないことですが、定期テストで良い点が取れればそれで良いということではなく、最終的には「良い成績評価(評定)を得る」ことが重要です。
科目によって定期テストの結果を成績に反映する割合が異なる場合があり、平常時の授業態度や課題の提出、日頃の小テストの結果なども取りこぼしがないよう気をつけておきましょう。

2-2. 普段の授業を聞いておく

テストに出る問題や重要なポイントが授業で先生から述べられる場合もあります。
また、しっかり耳を傾けていると先生の熱の入り具合でなんとなく、「このテーマは好きなんだろうな」「ここが間違えやすいからきちんと理解してほしいんだな」といったことがわかってくるようになります。
普段の授業もきちんと聞いて、先生の「クセ」を把握しておきましょう。

2-3. 特定の科目に偏った勉強をしない

内申を高くしておきたいのであれば、特定の科目だけではなく全ての科目で良い成績を取らなければなりません。ついつい自分が得意な科目だけを勉強したくなると思いますが、スケジュール帳をうまく活用してまんべんなく勉強するようにしましょう。

2-4. 勉強に使う教材を絞る

定期テストでは普段の授業で使う教科書や問題集、先生の板書から出題されることがほとんどなので、まずはこれらの教材を軸に勉強を進めましょう。
先生によっては大学受験の過去問などを定期テストに利用することもありますが、全て応用問題で構成されるケースは少ないと思うので、時間があったら勉強する程度で大丈夫でしょう。

3. 勉強スケジュールの立て方

3-1. 科目ごとにTo-doを整理

定期テスト期間が始まる前に、まず“To-do”=「勉強する科目」「どうやって勉強するか」「試験日までにどれくらいやっておくか」を決めましょう。
例えば「数学」であれば、「教科書の問題と問題集を使って勉強する」と決め、試験日までに「それぞれ試験範囲を3周する」という計画を立ててメモしておきます。
演習を必要としない暗記科目であれば、「ノートで覚えたい部分をマーカーでなぞり赤シートを使って勉強する」と決め、「試験の2週間前から毎日やる」という計画を立ておきます。

3-2. スケジュール管理にはノートを活用

各科目に対する勉強内容(To-do)を設定できたら、1週間単位の勉強スケジュールを立てます。1週間で区切ることで計画倒れを次週でカバーできるようにしたり、勉強の進み具合を見てスケジュールを立て直したりできます。だいたい試験の1カ月前からスケジュールを立てるようにすると良いです。
スケジュールの管理にはノートを活用しましょう。実際に使われていたノートを紹介します。

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左の列に科目名を書き、右に日にちを区切って勉強するテキストの範囲などを記入します。勉強したところをマーカーで塗りつぶすようにすると、勉強できていない科目がひと目見てわかるようになるのでおすすめです。
暗記科目は夜勉強して次の日の朝に復習すると記憶が定着しやすいので、夜と朝の勉強サイクルをつくれるとよいでしょう。このように自分に合った時間の使い方を探しておくと、大学受験の勉強計画を立てる時にも応用できます。

4. まとめ

定期テストの対策で気をつけるべき点やスケジュールの立て方について紹介しました。
高校3年生で受験する入試方式によって定期テストへのモチベーションはさまざまだと思いますが、自身の学びを確かめる機会として、1年生のうちから大学受験を見据えて取り組みましょう。
複数科目の勉強、すなわち“マルチタスク”をこなしていくためのスケジュールを管理するという経験自体が、あなたの糧になります。紹介したノートの活用実例も参考にしつつ、自分なりの定期テスト攻略法を確立しましょう!

*定期テスト対策にも有効な「間違いノート」について詳しく紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
>> 間違いノートで効率的に勉強しよう ~ミスを次に活かすノートの作り方と活用方法~

StudiCoサポーター Y.I.
東京理科大学 経営学部 合格