毎年多くの受験生が合格を目指している明治大学。その入試は私立大学の中でも難関といわれています。
この記事では、明治大学に合格した先輩たちがStudiCoに投稿してくれた、参考書の「使い方レポート」を紹介します。今回は文系科目の英語、世界史・日本史の参考書をピックアップ。先輩たちがどの参考書をどのように使って勉強し、明治大学の合格を勝ち取ったのか見てみましょう!
※この記事は2023年11月に書かれた内容を一部最新の情報にリライトして投稿したものです
1. 参考書の「使い方レポート」を活用しよう
たくさんある参考書から「自分にぴったりの1冊」を選ぶことは簡単ではありません。相棒となるような参考書を見つけて有効に活用するためには、事前に情報を集めて十分に吟味する必要があります。
そこで便利なのが、StudiCoに投稿された参考書の「使い方レポート」です。その最大の特徴は「参考書を実際に使用していた人の声が反映されていること」です。
参考書の「総合満足度」や「わかりやすさ・見やすさ・使い勝手」「参考書をどのように使ったか」といった情報だけではなく、「使い始めた時期」や「使用期間」といったデータについても知ることができます。参考書にはそれぞれ「使い始めるのに最適なタイミング」があるので、それを客観的に判断する材料となるでしょう。
また役に立ったと思うレポートがあったら、「Thanks!」ボタンを押しましょう。ユーザーの方々の輪が、上質なレビューを生むモチベーションにつながります!
*StudiCoへの会員登録(無料)で、「大学・学部系統別」から利用に適した参考書検索ができるようになります。自分の志望校に合格した先輩たちが、どの参考書をどのように使って勉強したか知ることができるので、是非検索してみてくださいね!
2. 明治大学に合格した先輩たちの「使い方レポート」セレクション
2-1. 英語の参考書
『英単語ターゲット1900 6訂版』(旺文社)
旺文社の定番英単語参考書。コンパクトで運びやすいサイズ感と「ターゲットの友」という書籍に対応したアプリに定評があります。シンプルな作りのため、書き込みで情報量を増やすなど、自分なりに勉強法を工夫することもできます。
◎持ち歩いて使うのにとても便利!
私は通学途中や勉強の息抜きの前の数分間などを使い、少しずつ覚えていきました。持ち歩くのにちょうどいいサイズなため、常に携帯していました。「ターゲットの友」などのアプリも毎日コツコツ続けてました。
英文を読んでわからない単語が出てきたときはまずターゲットを開き、英文の中でその単語がどのように使われているかを確認するようにしていました。1つの単語に基本1つの意味しか載っていないのがターゲットの強みであり弱点ですが、実際の英文での使われ方、意味の広がり方を知ることで弱点をうまくカバーできたと思います。
書き込みですが、覚えにくい単語に関しては辞書などに載ってる、単語の成り立ち(例:precede→pre「前もって」+ cede「進む」→先行する)を書き込むようにしました。そうすることでぐっと覚えやすくなり、未知の単語の類推もしやすくなりました。また、アクセントの位置にマーカーを引き、聞き流しや音読の時に意識づけられるようにしました。
隙間時間を見つけては開く癖をつけると、案外すぐに覚えられます。2,3ヶ月あれば1900単語のうちの8割は余裕で覚えられると思います。早めに始めて早めに終わらせることができたら、ほかの単語帳に手を出してみるといいでしょう。載っている意味が違ったりして、新たな発見があると思います(私は時間がなかったので単語帳はターゲット1900とターゲット英熟語だけでしたが、それでも第1志望に受かりました)。
複数の意味があると覚えにくい!大きいと持ち運ぶのが嫌になる!って方にターゲットシリーズは特にオススメです!1冊目の単語帳として使ってみてください。応援してます!
(ユーザー名:さといさん 文学部合格)
使い始めた時期:高校3年生・6月
使用期間:7ヶ月〜1年
★〈使い方レポート〉のページはこちら
*こちらは旧版書籍のレポートとなります。
『話題別英単語リンガメタリカ[改訂版] 』(Z会)
基本的な英単語を押さえた後に使用したい、発展的な内容の参考書。専門用語やニュース記事など、難関レベルの語彙に加えて背景知識まで身につけることができます。
◎差をつけるならコレ
ターゲットとシス単を全部覚えた後に、使っていました。どの大学入試の問題も、英語の長文は基本的に論文チックな話題性のある文章が多いです。この単語帳は話題別に作られているので、少しマニアックな単語に触れておくだけで、普通の単語帳しかやっていない人に差をつけることができます。過去問を解いて、読解に苦しんだ場合は、その文章の話題を基にリンガメタリカを使えば、その話題が得意分野に変わります。
(ユーザー名:カビゴンさん 法学部合格)
使い始めた時期:高校3年生・4月
使用期間:1年以上
★〈使い方レポート〉のページはこちら
『英熟語ターゲット1000 5訂版』(旺文社)
定番「英単語ターゲット」シリーズの英熟語版。こちらの参考書もアプリ「ターゲットの友」が対応しているので、効率的な学習が可能です。
◎長文でも英作文でも熟語は不可欠!
私の場合は、とにかく暗記しまくる!というよりは、長文で使われてたらターゲットで確認、和訳問題の中にあったらターゲットで確認、というように、問題として出会った時に頭にすりこませていきました。
特に英作文で出てきたものは、この日本語の時はこの熟語を使う、と決まっているものも多いので、よく使う表現として重点的に覚えるようにしました。
ただそれだけでは覚えられないので、「ターゲットの友1000英熟語アプリ」をよく使っていました。朝と夜にある「今日の5問」は毎日欠かさずやるようにしました。今でも続けています。
時間があるときや受験前は、リスニングや苦手特訓もやるようにしました。(中略)1回払い切りです。ラーメン1杯、またはタピオカ1,2杯を我慢して課金するのをお勧めします。
リスニングの時は、ターゲットを見て、音読をして、耳と目と口をフルに使いました。英語音声のあとに日本語音声を聞くようにしました。慣れれば1周1時間で終わります。続けていると、熟語を見ただけ、聞いただけでも自然と訳が出てくるようになります。聞き流しもおすすめです。
苦手特訓モードは隙間時間にやっていました。自分が苦手とする熟語が、少しずつですが覚えられました。
ターゲット本体には、熟語の持つイメージをイラストとして描いたり問題の中での訳し方などを書き込んだりしていました。開くときに邪魔になるのが嫌だったので、折ったり付箋を貼ったりということはしませんでした。
ほとんどアプリの説明になってしまいましたが、本体もなくてはいけません。スマホだと学校で開けなかったり、充電切れたりするので。
熟語は早めに手をつけた者勝ちです!見る回数を増やして、覚えて、使えるようにしましょう!
(ユーザー名:さといさん 文学部合格)
使い始めた時期:高校3年生・8月
使用期間:4ヶ月〜6ヶ月
★〈使い方レポート〉のページはこちら
*こちらは旧版書籍のレポートとなります。
2-2. 国語の参考書
『入試に出る漢字語彙2400 改訂版』(旺文社)
過去10年間の実際の大学入試で出題された漢字・熟語を学ぶことができる参考書。問題には意味だけでなく、類義語や対義語なども載っているので周辺の知識もつけることができ、さらに出題頻度順に並んでいるので効率的に漢字・語彙の力を上げることができます。
1週間で10ページ分学習し、漢字が書けるか自分でテストをします。次の1週間でまた10ページ分新しく学習し、テストをします。その次の1週間では覚えた20ページ分を復習し、テストします。
これを繰り返しました。10ページごとに覚え、過去に覚えたページを忘れてきているなと思ったら範囲を大きくして復習します。自分でテストを作ることでより身につきます。
サイズが小さく、持ち運びやすいので通学中によく学習しました。問題文が黒字、答えが赤字で赤シート付きなので便利です。
(ユーザー名:まおさん 情報コミュニケーション学部合格)使い始めた時期:高校1年生・4月
使用期間:1年以上
★〈使い方レポート〉のページはこちら
*こちらは旧版書籍のレポートとなります。
2-3. 世界史の参考書
『世界史B 一問一答【完全版】3rd edition』(ナガセ)
世界史「一問一答」の定番参考書。コンパクトなサイズ感で持ち運びも便利という声が多数ありました。問題数も多く、一問一答のカバー範囲としてはかなり広いと言えます。流れを理解した上で使う、という先輩も多くいました。
◎レベル分けがされている。
私はとにかく何周もしました。最初の頃は基本の問題だけを解いて何周もしました。すぐに頭に思い浮かばなかった問題にはしるしをつけて、次はしるしがついたところだけを解いて、しるしが多い分野をもう一度復習して、苦手分野を消していきました。そこから難易度の高い問題も同じようにして解いていき、細かい知識まで、覚えていきました。
(ユーザー名:こうだいさん 情報コミュニケーション学部合格)
使い始めた時期:高校2年生・7月
使用期間:1年以上
2-4. 日本史の参考書
『実力をつける日本史100題 [改訂第3版]』(Z会)
共通テスト以上のレベルを求めている人におすすめの参考書。実際の入試問題に近い出題形式なので、問題に慣れるために使ったという声も多くありました。記述問題も掲載されているので二次試験の対策としても活用できます。
実践形式の問題がタイトル通り100問掲載されています。難関私大受験生向きの側面が強く、過去問演習と同様の使い方ができます。解説も詳しく載せてあるので、過去問の解説では足りないと感じている人はこちらを優先しても良いかもしれません。上述したように難関私大受験生向けなので内容としてはかなり高度なものとなります。『日本史B一問一答【完全版】』が7~8割ほど頭に入った状態で解くことをオススメします。自分の苦手な分野をはっきりさせて、一つ一つ潰していきましょう!
(ユーザー名:こはらさん 文学部合格)
使い始めた時期:高校3年生・8月
使用期間:4~6ヵ月
★〈使い方レポート〉のページはこちら
『石川晶康 日本史B講義の実況中継(2) 中世~近世』(語学春秋社)
日本史の流れや因果関係を詳細に解説している参考書。情報量に定評があり、さらにCDがついているので音声でも学習することができます。問題集や一問一答形式の参考書と併用するのがおすすめです。
この本はかなりの情報量が載っているので、この本に載っていることだけで充分大学受験戦えると思います。だからこの本に載っていることは可能な限り落とさないように何周もすることが大事だと思います。とはいっても全部覚えるのは無理なので1周ずつ確実に覚える所を決めて回していくことが大切です。
どんな勉強もそうですがスタートが早ければ早い方が良いのは明らかなので、これにも早めに取り組んで1周目を通すところから、日本史を本格的にはじめていくと良いと思います。
(ユーザー名:ハロー55さん 商学部合格)
使い始めた時期:高校2年生・12月
使用期間:1年以上
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『流れがわかる 日本史Bノート 改訂版』(山川出版社)
重要なワードを穴埋めで書き込む形の参考書です。山川出版社の教科書をもとに問題文が作成されているので、教科書と合わせて流れを確認しながら学習することができます。時代別・テーマ別に日本史を攻略するにあたって頼もしい1冊です。
◎日本史の流れを理解しながら頻出用語を覚えられる
日本史の流れがコンパクトにまとまっています。コンパクトであるがゆえに、詳しい解説はあまり載っていないため、授業で扱った知識の確認等に使うと効果的だと思います。頻出用語の穴埋めになっているため、学校の定期テスト対策や、入試の基礎固めにおすすめです。私はページ下の回答欄にオレンジのペンで字を書き、赤下敷きで消しながら勉強していました。
(ユーザー名:とりさん 法学部合格)
使い始めた時期:高校3年生・4月
使用期間:7ヶ月〜1年
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3. まとめ
明治大学に合格した先輩たちが使った参考書と、StudiCoに投稿してくれた「使い方レポート」を紹介しました。「使い方レポート」の情報から、具体的な勉強のイメージが膨らんだのではないでしょうか。
かなりレベルが高く、参考書をそのまま使うだけではなくて自分なりに工夫して学習しているケースが多かったですね。
StudiCoでは「大学・学部系統別」からも利用に適した参考書を検索することができ、さらに各先輩ユーザーの〈参考書タイムライン〉(使った参考書の時系列一覧)を見ることができます。
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