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【大学受験予備校BLOOM × StudiCo】 決めたらできる!大学受験で必ずやり遂げるための目標設定の技術と実践方法

2023.08.30

大学合格に向けて必要となる“目標達成”。これには明確な「技術」があります。
「目標はあるけど、そこまでに何をしたらいいかわからない」「やってはみたけどこれでいいのかな?」――これらの悩みを解消して大学受験のゴールに近づくためには、「いかに明確に目標達成のための行動をとるか」が大事です。
現代の大学受験に必要な「キャリア教育」を組み込んだ指導を展開する大学受験予備校BLOOMに、目の前の目標を達成するための「技術」について紹介していただきました!

*執筆協力:大学受験予備校BLOOM

1. 「何のために勉強をするのか」目的を考える

あなたは「何のために」その勉強をするのですか?――まずはここから明確にしましょう。
例えば英単語の学習ひとつとっても、「自分は大阪大学志望だから3000語ほどはインプットしておく」などです。他にも、「早稲田の○○学部へ行くために英作文の対策をする」「慶應の△△学部へ行くために小論文の対策をする」などなど――。
目的を考えることで、おのずと自分のやるべきことが見えてくるはずです。

2. 目標設定「何を・いつまでに・どのように」

目標設定をする際に意識することが「何を・いつまでに・どのように」です。
例えば英語の場合、「8月末までに共通テストのリーディングで90点取るぞ!」という目標を設定したとします。これだけで「何を・いつまでに」の目標は定まったので、次に「どのように」ということがポイントになります。
仮に6月頭の時点で共通テストの英語リーディングの模試で50点だったとしましょう。その上で模試の復習を通して、以下のような伸びしろに気付いたとします。

・『ターゲット1900』を1周終わらせていたが、800番以降の単語を忘れていただけで20点落とした
・『速読英熟語』の51~60章の熟語がわかっていればあと10点は上がった
・第6問の最後2問は時間が足りず解けなかった
・仮定法の倒置に気付けなかった
・英文中の”and” が連続したとき、何と何をつないでいるのかわからなかった

8月末まであと3か月ありますので、「何を・いつまでに・どのように」に当てはめると、次のような目標が決まります。

(1)6月15日までにまず『ターゲット1900』『速熟』の後半部分を即答できるようにする。友達に英単語を言ってもらって、1秒以内に意味が出たらOK。6月後半は前半の範囲も含めて復習し、同じく友達に全範囲テストをしてもらって1秒以内に答える。
さらに英文法では、1周した『英文法ポラリス1』で仮定法の範囲を1週間で復習する。それを終えたら『肘井学の読解のための英文法』を全範囲復習し、文構造を解説できる状態にする。

(2)7月に入ったら、『英語長文ポラリス1』『英語長文ソリューション2』の2冊で、すばやく長文問題を解く練習と、音読・シャドーイングに取り組む。

(3)8月に入ったら河合塾の『共通テスト総合問題集』を毎日解く。大問ごとの解答時間を自分で決め、ストップウォッチで測りながら解いていく。
8月15日までに制限時間内で80点、8月末までに90点を5回以上取る。

……このように、自分の目標について「何を・いつまでに・どのように」が明確になりました。
あとはこの“決めたこと”をやり切るだけです。ファイト!!

3. 成果の視覚化

次に、自分の取り組んだ内容を振り返るフェーズです。
例えば8月末に「共通テスト英語のリーディングで90点」という目標を掲げていた場合、8月中に取れた点数は75点が最高だったとします。
ここで、ノートや参考書などを実際に見返してみたり、勉強していて感じたことなどを言語化してみたりしてください。
例えば、以下のような感想が出てきたとします。

・音読シャドーイングは達成基準があいまいだったから、練習はしたけど速読力が上がった感じがしない。
・単語と熟語で悩むことはなくなった。
・OpinionかFactか考える問題は半分以上不正解になっている。

――これで明日すべきことが明確に見えてきます。
それが次章で紹介する「改善計画」です。

4. 改善計画

振り返ってみて良かったことは継続し、課題だと感じたことは、どのように改善していくか考えましょう。

〈振り返り・改善計画の例〉

(1)音読シャドーイングは達成基準があいまいだったから、練習はしたけど速読力が上がった感じがしない。
→音読シャドーイングはスクリプトを見ながら音声が流れてくるスピードで意味を理解し、最後はスクリプトなし、耳だけで内容を理解できるまで繰り返す!(1日2題を2週間)

(2)単語と熟語で悩むことはなくなった。
『速読英単語 上級編』に切り替えて、9月末までに完成させる!

(3)OpinionかFactか考える問題は半分以上不正解になっている。
→OpinionとFactにはどういう違いがあるのか、学校の先生に尋ねたり、共通テスト対策本で調べたりして1か月で触れた問題と見比べてみよう!

――自分のできる範囲で情報収集し、行動してみてくださいね。

〈情報収集のヒント〉

・学校や塾の先生に相談する。
・志望大学に受かった人の合格体験談を読む。
・教科書や参考書を読む。
・勉強法について書かれた本を読む。
・インターネット、SNSで調べる。

5. まとめ

大学受験を成功に導くために、「目標を達成するための技術」を紹介しました。
ポイントをまとめます。

  1. 「なぜこの勉強をするのか」という目的を明確にする
  2. 何を・いつまでに・どのように」やるのかを定めて、実際に行動する
  3. 自分の行動を振り返り、次の目標を設定する

この3つのステップを順番にやってみてくださいね。
多くの受験生にとって人生に一度しかない大学受験です。どうせ挑むなら、自身の目標を達成したいですよね。
まずは小さな目標でも構いません。紹介したシンプルな3つの手順で、ひとつひとつ達成していってください!

大学受験予備校BLOOMでは、勉強のサイクルはもちろん、あなたの人生の「根本」からカウンセリングします。自身の人生をどうしたいか…やりたいならやる、やりたくないならやらない、根本はいつだってシンプル。――BLOOMでは個別コーチング面談の申し込みも受け付け中です。